こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- CBD製品のアイソレートとは?
- アイソレートとフルスペクトラム・ブロードスペクトラムの違い
- アイソレートCBDのメリットデメリット
どうも!CBD専門家のミスティーです。
この記事ではCBD用語の1つ「アイソレート」について詳しくまとめています。
「アイソレートって何?」
という方はぜひ本記事を参考にしてください。
目次
CBDのアイソレート ( isolate)とは?
アイソレートとは「分離する」という意味です。
つまり、CBD製品におけるアイソレートの意味とは、100種類以上ある麻の成分 (カンナビノイド)の中から、CBDのみを分離した製品のことを指します。
CBDの抽出方法
CBDは「超臨界CO2」という方法で抽出されます。
他にもエタノール抽出法方や炭化水素抽出方法がありますが、いずれも旧式で現在はあまり使われていません。
CBD抽出の流れは以下の3ステップで行われます。
- CO2抽出してフルスペクトラムCBD取り出す。
- CBD以外の成分を「脱炭酸」という方法で酸を排除し、濾過(ろか)をしてCBD以外の成分をフィルターする。
- Winterization Process”(脱ろう処理)で残ったワックスや脂肪分を取り除く。
上の工程を終え、最後に残るのがアイソレートCBDというわけですね。
実際には「CBDパウダー」として各CBDメーカーが販売しています。
CBDパウダーは純度99.9%以上の物がほとんどなので、純粋にCBDのみを摂取したい場合におすすめの製品です。
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ちなみにですが、アイソレートタイプのCBD製品には「CBDリキッド」や「CBDオイル」も含まれます。
例えば、「月の葉のCBDリキッド」はアイソレートタイプの代表格と言えるでしょう。
アイソレートCBDの使い方
CBDアイソレートはさまざまな使い方ができる万能な製品です。
例えば、食べ物や飲み物に混ぜることで手軽にCBDを摂取できます。
※CBDは冷たい飲み物に混ぜると溶けにくいので注意してください。
CBDリキッドやワックスの場合は「専用機器 (ヴェポライザー)に入れる」という手間がかかるので、それに比べると楽ですね。
ちなみにですが、CBDアイソレートを「CBDオイル」や「CBDリキッド」に混ぜてCBD濃度を上げることもできます。
例えば、容量10ml、CBD含有量1000mgの商品 (CBD濃度10%)の商品にCBDアイソレート (純度100%)を1000mg追加すると、CBD濃度は10%→20%に上がります。
「お金をかけずに高濃度CBDを摂取したい」
という方にとってアイソレートCBDは必須アイテムだと言えるでしょう。
ちなみにですが、電子タバコ(VAPE)ユーザーの方でしたら、通常のリキッドに混ぜて「オリジナルのCBDリキッド」を作ることも可能です。
アイソレートとフルスペクトラム・ブロードスペクトラムの違い
CBD製品の中には「アイソレートタイプ」以外にも「フルスペクトラム」や「ブロードスペクトラム」があります。
一体何が違うのかというと、含まれている成分の違いですね。
CBD製品の特徴一覧
- アイソレート=CBDのみを分離した製品
- フルスペクトラム=カンナビノイドの中からTHCを除去した製品
- ブロードスペクトラム=アイソレートCBDにTHC以外のカンナビノイドを後から加えた製品
アイソレートタイプのCBD製品には、CBDのみが含まれているのに対して、フルスペクトラムタイプ・ブロードスペクトラムタイプの製品には、CBD以外のカンナビノイドも含まれています。
CBD以外のカンナビノイド一覧
- CBDV(カンナビジバリン)
- CBC (カンナビクロメン)
- CBG(カンナビゲロール)
- CBN (カンナビノール)
- CBL (カンナビシクロール )
- THCV(テトラヒドロカンナビバリン)
- テルペン
…などなど。
その他には「価格の違い」が挙げられます。
例えば、アイソレートタイプとフルスペクトラム・ブロードスペクトラムタイプの価格は倍近くの開きがあります。
- 月の葉のCBDリキッド=7,980円
- プラスウィードのCBDリキッド (濃度10%)=14,900円
なぜここまで価格が違うのかと言うと、これは単純に、アイソレートタイプのCBD製品にはCBD以外のカンナビノイドが含まれていないからです。
例えば、果汁100%のジュースよりも、ウコンやターメリックなどが配合されている野菜ジュースの方が価格は高くなりますよね。
このように、CBD製品も、CBD以外の成分が含まれていると必然的に価格も高くなるのです。
アイソレートCBDのメリットデメリット
アイソレートのメリットはやはり価格が安い点ですね。
CBD製品の価格比較
- アイソレートタイプ=安い
- フルスペクトラムタイプ=高い
- ブロードスペクトラム=高い
アイソレートタイプのCBD製品は価格が安いので「CBDをとにかく試してみたい」という方におすすめです。
逆にデメリットとしては、アイソレートタイプのCBD製品は、フルスペクトラム・ブロードスペクトラムタイプのCBD製品よりCBD効果が弱いんですよね。
ここがかなりややこしい点でして、CBDの純度が高いんだからCBD効果もアイソレートタイプの方が強いんじゃないの?と思うかもですが実は違うんですよ。
CBDは他のカンナビノイドと組み合わせるとよりCBD効果が強くなるのです。
このことを「アントラージュ効果」と言います。
アントラージュ効果とは、成分単体よりも複数の成分を同時に摂取した方が「より強い効果を得られる」というもの。別名「取り巻き効果」とも言います。
なので、純度の高いCBDパウダーなどは、他のCBD製品のCBD濃度を上げるために使われることが多いんです。
CBDパウダーをそのまま舐めたり食材と混ぜて使ってもCBD効果は得られますが、より強いCBD効果を得たい場合は、できるだけ他のCBD製品と組み合わせて使った方が良いでしょう。
CBDのアイソレートとは?|まとめ
この記事では【CBDアイソレート】について書きました。
それではまとめです。
CBD用語の一つ「アイソレート」とは、CBDのみを分離するという意味合いのもと使われています。
CBD効果に関しては、他の製品よりも比較的弱いです。
しかし、アイソレートCBDにはCBDの濃度を上げる役割もあるので、あながち使い道がないわけではありません。
価格もそこまで高くないので、コスパよくCBD濃度を上げることができる製品です。
もちろん、純粋にアイソレートCBDのみを摂取してもCBD効果は得られます。